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節約目的の自炊は続かない

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Categories : Life

自炊って、なんか「節約にもなるし、健康にもいいし、一石二鳥じゃん!」って思われがちなんですが――はい、そこ、目を輝かせない。現実はそんな甘くありません。今日はそんな「節約のために自炊を始めようとしているそこのあなた」に、現実をお届けします。

1. 自炊=節約って、ほんとにそう?

確かに、一食あたりの原価だけ見れば、外食よりは安くつく場合もあります。が、それはあくまで“うまくやれば”の話。現実はそんなに都合よくいきません。慣れないうちは食材を余らせて腐らせたり、レシピ通りに買った調味料が一回しか登場しなかったりで、「これ、ほんとに安く済んでるのか…?」と疑問を抱くこと請け合い。

あと、キッチン用品を一式揃える初期投資。包丁、まな板、鍋フライパン、ボウルに計量スプーン、そしてなぜか買ってしまうスパチュラ。気づいたら Amazon の履歴が全部キッチン用品で埋まってたりします。

2. 節約目的だと続かない理由

最大の問題はこれ。「節約のため」という動機は、弱い。 疲れて帰ってきて、「今日も節約のために切って焼いて洗い物して…」って、やります? やらないでしょ。冷凍パスタに手が伸びる未来しか見えない。

そもそも、節約したい人って時間もあんまりないじゃないですか。時間も金も余裕がないのに、「自炊=節約」っていう幻想に踊らされて、余計にストレス溜めるの、本末転倒すぎます。

3. 自炊が向いてる人ってどんな人?

じゃあ、誰に自炊をすすめたいかっていうと、料理を“行動として”楽しめる人。レシピを見ながら作って「おお、味がまとまった!」とか、「あの店の味に近づけたかも?」みたいな、ちょっとした喜びがモチベーションになる人。

たとえ時間がかかっても、キッチンに立つ時間がリラックスタイムになる人なら、むしろ自炊は最高の趣味です。節約は、結果的についてくる“副産物”くらいに思っておいた方が健全。

4. “全部自炊じゃなくていい”ってことに気づこう

週に 1〜2 回だけ自炊する。ちょっと気が向いたときだけやってみる。それくらいの気楽さでも全然 OK です。なにより、やらないときに「やってない自分を責めない」ってのが大事。

SNS で丁寧な暮らししてる風の投稿に惑わされてはいけません。あれ、だいたい“盛って”ますから。

まとめ:楽しめないならやらなくていい

「料理好きでもないし、正直めんどくさい。でも節約しなきゃ…」って人は、コンビニのお惣菜でもいいし、業務スーパーの冷凍食品でもいいんです。無理に自炊して心が荒むくらいなら、ちょっと割高でもプロの手に委ねた方が QOL は上がります。

自炊はあくまで「好きな人がやると楽しいオプション」であって、「節約しなきゃダメな人がやるべき義務」じゃない。

というわけで、自炊は“趣味”として取り入れられそうなら全然アリ。でも、節約のために始めるのは――うん、一回落ち着こう。冷蔵庫の中で半端に腐ったピーマンと向き合う覚悟があるか、今一度、自問自答してみてください。