非同期処理について簡単に説明してみる試み
Date :
Categories : Tech
Tags :
# 用語解説
プログラミングの世界でよく聞く「非同期処理」って、一体何なのか?同期処理との違いから、スーパーのレジに例えてざっくり説明します。
1. 同期処理は、一列に並んで順番待ち
想像してみてください。スーパーのレジが一台だけで、みんな一列に並んでいます。目の前の人がカゴに山盛りの商品を入れてて、しかもレジ打ちもモタモタ。後ろのあなたはイライラしながら「早くしてくれよ!」ってなるやつですね。
そう、これが「同期処理」。一人終わるまで、次の人はただじっと待つしかない。プログラムも同じで、処理は一つずつ順番にしか進みません。前の処理が遅いと、全体が詰まるんです。
2. 非同期処理は、複数レジで別々に対応
じゃあ、非同期処理はどうか?レジが複数あって、それぞれ別の列が動いてるイメージ。前の人がカゴいっぱいの商品を詰めていても、その横のレジは別のお客さんをスイスイ処理しています。
つまり、「詰まり」が一つの列だけに限られて、他は別枠でどんどん進む。これが非同期処理の強みです。
2-1. 非同期処理が GUI で重要と言われる理由
特に GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)では、非同期処理は超重要。画面がフリーズしたら、ユーザーはすぐイライラして「もう使いたくない!」ってなりますよね。
だから、ボタンを押した瞬間に重い処理をして画面が止まるのを防ぐために、非同期処理で別のレーンに回してサクサク動かすわけです。見えないところでこっそり働いてる便利屋さんって感じですね。
まとめると
- 同期処理:一つのレジで一列に順番待ち。前の人がかごいっぱいだと詰まってイライラ。
- 非同期処理:複数レジが並行して動くから、詰まりが一部に限定されて全体はスムーズ。特に GUI ではユーザーのイライラ防止に必須。
ただし非同期処理は便利だけど、その分「どのレジがどの客を処理してるのか?」が分かりにくいカオス状態にもなりやすいので、プログラマーはその整理整頓に苦労するんです。まあ、待てない性格の人向けの処理方法って覚えておいてください。